小ぶりな車が欲しいけど、収納スペースはきちんと確保したいという贅沢な願いを全て叶えるのがスズキのソリオです。
車のボディのサイズを気にすると収納スペースが狭まったりしますが、ソリオなら機能性に長けているので大丈夫。
“見た目はコンパクト、中身はダイナミック”そんなソリオの特徴や魅力、買取相場などを一気にリサーチしていきます!
スズキ ソリオとは
スズキ ソリオ(SOLIO)はスズキが製造・販売を行うコンパクト・トールワゴンです。
初代から4代目まで登場している車種で、それぞれ品種改良がおこなわれています。
初代は1997年から1999年まで販売されており、2代目まではスズキが発売する軽自動車で知られる「ワゴンR」のパーツを共に使っていました。
軽自動車の幅・全長を従来よりも大きくさせた新設計のプラットフォームが起用されたコンパクトカーでした。
「コンパクトトールワゴン」を世に産み落とすきっかけとなった車でもあり、のちに登場する日産・キューブやトヨタ・bBの元祖とも言える車種です。
2代目は国内派生車種としてシボレー・MWが設定されています。
通称「ワゴンRプラス」の名前で売り出されました。
3代目は国内でのみ販売する車種として登場したのですが、のちにソリオ限定で香港やマカオへ輸出され始めています。
使いやすさと低コストを目指すためスライドドアを含むサイドドア4枚をパレットから用いるも、外観及び内装のほとんどが一新されました。
歴代ソリオで初めて派生の型である「ソリオ バンディット」が発売されます。
現在では最新種の4代目ですが、ガソリン車のほかマイルドハイブリッド車を新たに設けました。
2016年にはハイブリッド車も登場し、エコを意識したクルマ作りが行われています。
スズキ ソリオの魅力
スズキのソリオの特徴は、何と言っても小さくまとまったボディにあります。
旧車より新しく改良されたプラットフォームとエンジンを用い、全体の6割に達する軽量化を実現しているのです。
残りは足回り・中の装備品で4割、トータルして考えると従来の車より100kgの軽量化を達成し、一番重量のある4WDモデルでも990kgと1トンに満たないのが特徴。
軽自動車でトール系のモデルは重量感があるので、ライバルメーカーの車だと軽でも1トンを超えるのに対し1トンを下回る重さは素晴らしいの一言です。
プラットフォームにおいては新たな開発ですが、「アルト」と同じ要素を持っていてこれほどまでに軽くなっている秘密の正体とも言えます。
しかし、「100kgも軽くなったら走りはイマイチなのでは?」という声も上がることと思います。
今までの車であれば、走行性能は下がるかもしれませんが、スズキ ソリオにおいては心配いりません。
ボディのしっかりとした雰囲気は保たれ、走りの質も落ちないのでトール系でありながら安定感のあるドライブを楽しむことができます。
カラーも8色展開で、好みに合わせた選択が可能です。
ファミリーユースメインで発売されているため、家族連れのかたが乗ることも想定したデザインとなっています。
また、選択式のハイブリッド車が出ているのも注目すべきポイントです。
その名もハイブリッドとマイルドハイブリッドで、ソリオに起用された2種類のハイブリッドシステムも「スズキグリーン テクノロジー」の一環として誕生しました。
マイルドハイブリッドにおいてはスピードを上げる際にエンジンをモーターによってサポートします。
さらにEV走行もできるハイブリッドというのが特徴です。
気になるのは燃費の面ですが、ハイブリッドはコンパクトハイトワゴンとして考えると格安の燃費32.0km/Lを誇ります。
マイルドハイブリッドでは27.8km/Lとエコカー減税対象者にカウントされるのです。
みなさんのお好みに合わせてハイブリッドシステムを選択することができます。
小柄でありながら収納能力に長けているのがソリオの魅力です。
用途に合わせたシートの組み合わせが可能で、変幻自在なスペースを生み出します。
荷室からリヤシートを操作することもできるので、シートを倒したい時は操作レバーでスライドや前倒し操作を行うことが可能です。
トランクの開いた状態にゆとりを持たせ、床面を低く設定することで持ち運びしやすく、また荷物を入れやすい空間を作り上げています。
リヤシートを前方にリクライニングすれば、自転車だって載せられる降るフラットのビッグカーゴが現れるのです。
スズキ ソリオのチャームポイントは収納面だけではありません。
後ろの席の両側スライドドアが取り付けられていることによって、狭い場所でも扉を楽々開けられます。
駐車場で周りとぶつかる心配をすることなくドアを開閉できるため、ストレスフリーです。
とても広々と開くので荷物を手にしたままでも乗ったり降りたりが繰り返せます。
指先一本でドアが開く機能「ワンアクションパワースライドドア」もあるので、沢山荷物を持っていたとしてもドアが開けられないと言ったピンチに陥ることはまずありません。
また、ワンアクションパワースライドドアの作動している途中でドアハンドルなどのスイッチを押せば好きなタイミングでドアを止められる「一時停止機能」もあります。
荷物を車内から出したいときに便利な機能ですね。
乗降の際不自由さを感じさせないステップ(360mm)とグリップがポイントで、スライドドアからの乗り降りを円滑に行うことも可能です。
ドライバー席と後部座席、助手席などの行き来がしやすいよう「センターウォークスルー」というデザインの配慮がなされ、前後左右どの位置にも移動しやすくなっています。
長く車内にいても清浄な空気を取り込むことのできる「ナノイー」を取り付けたフルオートエアコンで爽やかな空気環境を整えることができます。
空気中の水分から生み出される微粒子イオンは肌や髪に優しい弱酸性で成り立っていて、脚光を浴びているナノイー。
エアコンの送風口から風が吹き付けてきますが、そちらからナノイーが放出されることで空気が清浄になります。
多い人だと毎日乗る車で、「安全性」を欠いていてはいけません。
スズキでは安全技術を向上させる努力が日々行われています。
「基本安全」「予防安全」「衝突安全」この3つの柱から成り立っているソリオでは、ドライバーはもちろんのこと同乗するパートナーたちや、他の車・歩行者のことも考えられているのです。
この根幹を「セーフティーサポート」と呼び、運転を行う上でヒヤリとするような場面を減らす(なくす)機能が満載です。
スズキ ソリオの買取相場・査定相場について
ソリオの買取相場は軽微に変動を見せており、売却までの平均査定年数は6年で平均走行距離は6万キロ前後というデータが出ています。
2011年の3代目が特に人気を博しており、購入したユーザーが買取に出す傾向にあります。
今後3代目の中古車が増加することで、買取相場が下落するリスクを想定し、4回目の車検を控えている方は売りに出すタイミングを逃さないようにしましょう。
スズキ ソリオを高く売るには?
ソリオを少しでも買取において高値で取引するには、「査定額がアップする特徴」を抑えておく必要があります。
例えば純正オプションがついていたりブレーキサポートやバックモニターが取り付けられていると期待値大です。
年式・モデル・走行距離にも左右されるため、メンテナンスをよく行うようにしましょう。
まとめ
小さな車体からは想像しがたい収納スペースをセールスポイントにしているスズキ ソリオの特徴や魅力に迫っていきました。
収納性能が高いことはもちろん、ドライバーや一緒に乗っている人の安全を確保する機能がしっかりついているので実用性が高いです。
買取相場に関する情報もシェアしたので、ご参考にしてください。