車を売る場合増税前に売るのと増税後のどちらがお得?

車を売る場合増税前に売るのと増税後のどちらがお得?

みなさん、こんにちは。

つい数年前に消費税が5%から8%に引き上げられたかと思ったら、次は10%に引き上げられるなんていわれています。

この10%の引き上げは政府が日本の景気状況を見ていつ行うかを判断しており、何度も先延ばしにされてきました。

そして政府はその検討の末に2019年に消費税を10%に引き上げる決断をしました。

この消費税が上がる前のギリギリのタイミングで日用品の駆け込み需要が高まってきます。

そうなると新車の購入そして中古車の売却に対しても駆け込み需要が何らかの影響をもたらしそうなことは想像がつきますよね。

このような場合において車を売る場合は増税前と増税後のどちらが高く売ることができお得なのでしょうか。

今回の記事ではそれについて詳しく見ていくことにします。

車の駆け込み需要

実際車に関しても駆け込み需要が発生することが見込まれます。

車ほどの高い買い物になると増税前と増税後では消費税が大きく変わってくるからです。

例えば税抜きで500万円の新車の購入を考えてみましょう。

現行の場合消費税は40万円、一方消費税が10%に変更されると50万円の消費税がかかってきます。

増税の前後で消費税が10万円も変わってきます。

これは大きな差ですよね。

ですから消費税が増税になる前のギリギリのタイミングでは車に関しても駆け込み需要が発生することが予期されます。

この駆け込み需要は新車に限らず中古車にも当てはまる話です。

中古車は新車と比べると安い値段で購入できるうえ、近年に節約志向の高まりによって中高市場もにぎわっています。

ですから増税前の駆け込み需要も発生することが想像できます。

まとめると新車や中古車に問わず車そのものの需要がこの時期には一気に高まることがいえます。

駆け込み需要で車の価格はどうなるのか

「需要」と「供給」ということば普段我々が口にすることばだと思います。

増税前だと先ほども述べたように駆け込み需要が発生します。

ここで疑問なのですが駆け込み需要が発生すると車の価格はどうなるのでしょうか。

これをしっかりと把握しなければ車を売るタイミングを考えることはできません。

需要と供給の観点から改めて商品の価格がどう変わるのか見ていきましょう。

ここからは経済学の話になるので難しいと感じられるようであればここをすっ飛ばして結論を読んでもらっても構いません。

まずは需要の話をしていきます。

そもそも需要って一体なんでしょうか。

簡単にいえば「その商品がどれだけ市場に求められているか」ということです。

消費者の心理から考えてその値段が安ければ安いほど需要は増えていきますし、反対に高ければ高いほど需要は減っていくはずですよね。

次に供給はどうでしょうか。

供給というのは「市場に提供される商品の量」のことをいいます。

供給は企業が行うものですから企業の立場に立つと、その商品の価格が安ければ安いほど供給量は減りますし、価格が高ければ高いほど供給量は増える性質があります。

需要と供給は価格の変動によって変化する方向が逆になることに気づいていただけましたか。

商品が売り出されるということはその商品の価格が決定されるということですが、その価格は需要と供給がどちらも一致するところで決まります。

さて増税前の状況において市場で売り出される車の価格がどうなるのか考えていきましょう。

増税前となると増税後にモノを買うと損をしそうという消費者心理から車の需要は増えます。

これを駆け込み需要というのでしたね。

しかし需要が増えたとしても、市場に供給される車の量が変わらなかったらどうなるでしょうか。

そうすると車の価格は上がっていきますよね。

なぜなら価格が上昇すると需要が減っていくからです。

ですから増税前の駆け込み需要が生じている時期では車の価格が上昇していきます。

しかしながら需要が増えたとしてもそれに見合う分だけ供給量も増えれば価格は変わらないのではないかと考えている方もいらっしゃるでしょう。

もちろんそれはその通りです。

ですがまず間違いなく増加する需要に見合うだけの供給量を増やすことは難しいと思います。

というのも企業には生産量の限界があるからです。

車をつくるのにも人件費や光熱費などのさまざまな費用がかかります。

供給量を増やすということは企業の生産能力を上げることに等しいので、多くの労働者を雇い入れたりフルに工場を稼働させる必要があります。

企業にもコストの許容値というのが存在するわけですからそれを超えるような生産はできません。

駆け込み需要では急激に需要が上昇します。

コストの制約がある状況でそれに対応できるだけの供給能力の向上が見込まれるかといったら難しいのが現実のように思います。

以上から駆け込み需要によって、車の価格は上昇するように思われます。

増税で損をしたくないから急いで購入しようとすると結果的に高値で買わなければならなくなってしまうのです。

車を売るなら増税前と増税後どちらがお得か

前章でも述べたように増税直前の時期には車の価格が高騰していきます。

これは新車に限った話ではなく中古車にも該当することです。

さてこの時期における買い取り業者は何を考えると思われますか。

増税直前だと駆け込み需要の発生によって中古車市場への車の供給量を増やしていかなければなりません。

中古車市場への供給量を増やすということはつまり買い取る車の量を増やすことと同じですよね。

では買い取る車の量を増加させるにはどうしたら良いと思いますか。

答えは「車の買い取り価格を上げること」です。

車の買い取り価格を上げると業者が損をするのではないかという意見が出るかもしれませんが、中古車市場での価格が上昇しても中古車を購入してくれるお客さんは多いためそこは問題にはなりません。

ですからもし増税の前後で車を売却しようと考えている場合は増税になる直前のタイミングすなわち駆け込み需要が発生している時期に売るとお得です。

車を買うなら増税後の方が良い

ちなみに新車でも中古車でも買うのは増税の前後どちらが良いでしょうか。

増税前は駆け込み需要によって需要が高まりますが、反対に増税後では需要が落ち込みます。

そうすると企業としてもどうにかして車を買ってもらいたいので車の価格が実は下がります。

そうすると増税前より増税後の方が車をお得に購入できるのです。

より高く売りたいなら「一括査定」を

増税前と増税後では増税前の方が車は高く売れます。

そんな状況で車をより高く売却したいのなら複数の業者に査定してもらうのがベストです。

複数の買い取り業者で査定額を競わせることが高値での売却につながっていきます。

とはいえ買い取り業者といってもたくさんあってどこに査定してもらえば分からないし、わざわざ自分で業者1つ1つに連絡を取って査定してもらうのも面倒ですよね。

そこで、登場するのが「一括査定」です。

一括査定とはその名の通り、複数の買い取り店に同時に車を査定してもらうことです。

一括査定は無料で行うことができ、しかも愛車をわざわざ店舗に持っていくことなく、買い取り店が出張査定してくれるので大変便利です。

そして一括査定では所有者本人のみに限らず代理人もそれに申し込むことができます。

一括査定の流れとしてはネットからの申し込み完了後中古車買い取り店から連絡がいき、車種情報からの大まかな買い取り価格を聞いたうえでどこに実際に査定してもらうかを決め、実際の車を査定したうえで買い取り価格が決定します。

一括査定の結果、買い取り価格が高いところと最も低いところでは約30万円も差が出ることがあるようです。

無料で一括査定は行えますから、これを利用して車がより高く売れるお店を選んでみてくださいね。

 

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