当サイトで紹介している車種別の買取相場表は、年式・グレード別で制作しています。
また、走行距離もその年式においての平均を基準に記入しています。
そのため、相場表をご覧になるにあたって愛車の年式やグレード、走行距離を確認しておくと、スムーズに相場を知ることができます。
ただ、これらの情報を知りたいと思ったとき、「どこを調べればいいのか分からない」と困る人は多いのではないでしょうか。
特に、グレードに関しては車検証にも車体にも記載がないため、「愛車のグレードが分からない!」という人は多いでしょう。
そこで本ページでは、
- 車の年式の調べ方
- 車のグレードの調べ方
- 車の走行距離の調べ方
以上の3点について、具体的に解説していきます。
相場表の確認に使えるだけでなく、実際に車を売却するにあたって知っておいたほうがいい情報ですので、本記事を参考にして事前に把握しておきましょう。
①年式の調べ方
年式を知るには車検証が必要です。車検証は助手席前の「グローブボックス」と呼ばれる引き出しの中に入っています。
取り出した車検証
赤枠で囲った部分、「初度登録年月」に記載された年が車の年式です。
上の写真の場合、この車は平成23年式(2011年式)の車であることが分かります。
![]() 初度登録年月(軽自動車の場合は「初年度検査月日」)は、その車が初めて登録(ナンバーを交付)された年のことを指します。 そのため、車が生産されてから登録されるまでの間が空いてしまった場合、「車が生産された年」と「初度登録年月」にズレが生じることがあります。 ※通常、新車であればズレても1年以内の差です。「年末に車を購入したが登録が翌年になった」というのがよくあるパターンです。 例えば、2017年に生産された車であっても、登録が2018年であれば初度登録年月には2018年と記載されます。 このような場合、車の年式は2017年式と2018年式のどちらが正しいのでしょうか? どちらの年式も間違いではありませんが、中古車の価値としては「何年から何年までに生産されたモデルなのか」が重要です。
出典:オートックワン プリウスを例にすると、3代目プリウスを2016年に登録した場合、初度登録年月は2016年の表記になります。 しかし、「2016年式のプリウス」というと一般的には4代目を指します。 そのため、あなたの愛車が3代目プリウスなのであれば、2015年式として相場を見たほうが正確な値段が分かります。 当サイトの車種別買取相場表は、必ずモデル(世代)ごとに写真を掲載しています。 基本的には初度登録年月を年式と見て問題ありませんが、「この年式は愛車と明らかにデザインが違うぞ?(モデル違い)」と思ったときは、愛車と同じ車の写真が掲載された相場表をご覧になってください。 |
②走行距離の調べ方
走行距離を知るのは非常に簡単で、運転席前のスピードメーターを見るだけです。
メーターに「ODO」と書かれたところがあるので(書かれていない車種もあります)、そこに表示されている数字があなたの愛車の走行距離になります。
上の写真では、32,806kmが走行距離です。
※「TRIP」の表示になっている場合は、メーターにある切り替えスイッチ(黒いつまみやボタン)を押すと「ODO」表示になります
③グレードの調べ方
先ほど確認した車検証の「初度登録年月」より右側にある、「型式指定番号」と「類別区分番号」に注目してください。
そして、記載されている番号をこちらで検索してください。
出典:ココカラハジメル.com
番号を入力すると、上のように車名やグレードなどの詳細が表示されます。
今回の場合、「ステップワゴン スパーダ」のグレードZであることが分かります。
リンク先のサイトで検索する以外にも、メーカーのお客様相談室に問い合わせる方法があります。
その場合は、「型式指定番号」と「類別区分番号」を担当者に伝えてください。
あなたの愛車のグレードについて詳しく(排気量や装備の内容など)教えてくれます。
お客様相談室、メーカー別番号一覧:
・トヨタ 0800-700-7700
受付時間:9:00~18:00・ホンダ 0120-112010
受付時間:9:00~12:00/13:00~17:00・日産 0120-315-232
受付時間:9:00~17:00・マツダ 0120-386-919
受付時間: 平日:9:00~17:00 土日祝:9:00~12:00/13:00~17:00・三菱 0120-324-860
受付時間: 平日:9:00~17:00 土日:9:00~12:00/13:00~17:00・スバル 0120-052215
受付時間: 平日:9:00~17:00 土日祝:9:00~12:00/13:00~17:00・スズキ 0120-402-253
受付時間:9:00~12:00/13:00~17:00・ダイハツ 0800-500-0182
受付時間: 平日:9:00~19:00 土日祝:9:00~17:00
![]() 「車 グレード 調べ方」などで検索すると、
などといった記述を見かけます。 ※コーションプレートは車の車体番号やボディカラーなどが表記された金属製のプレートで、いわば車の名刺のようなものです。サイズ的にも名刺と似たような大きさをしています。 車検証に記載されている型式(DBA-RK5) コーションプレートはボンネットを開けると確認できる こうしたネット上の記述だけでなく、私の知人にも型式からグレードが分かると思っている人は多いです。 しかし、残念ながら型式だけではグレードを大まかにしか特定できません。 例えば、上記の型式「DBA-RK5」をネットで検索すると以下のような検索結果が出てきます。 出典:グーネット 検索結果から「ステップワゴンのスパーダというモデル」であることは分かりますが、その中の細かなグレードまでは絞り込めません。 一方で、先ほど紹介した方法であれば、「スパーダのZ」と細かくグレードを把握することができます。 |
まとめ
以上が、車の「年式・グレード・走行距離」を調べる方法になります。
今回の内容をまとめると、以下の通りです。
①年式:車検証の「初度登録年月」を確認する
②走行距離:メーターの「ODO」に表示された距離を確認する ③グレード:車検証の「型式指定番号」と「類別区分番号」を検索する。または、メーカーのお客様相談室に問い合わせる |
査定や下取りの際に「グレードはなんですか?」などと聞かれることがあるため、愛車の情報を把握しておくと査定士との話し合いもスムーズになります。
相場表を見ない場合であっても、愛車の情報は事前に調べておくようにしましょう。