フォルクスワーゲン ザ・ビートルの買取相場・査定相場一覧

フォルクスワーゲン ザ・ビートルの買取相場・査定相場一覧

ドイツの自動車メーカーで「アウディ」「ランボルギーニ」などの高級車を輩出しているフォルクスワーゲンから、フォルクスワーゲン・ザ・ビートルを紹介します。

こちらの車種、丸みを帯びた車体に唯一無二なデザイン性を感じさせながらおよそ80年の歴史を刻んでいたのですが、惜しまれながら2019年に生産終了が発表されているんです。

フォルクスワーゲン・ザ・ビートルの特徴や隅々までこだわり抜かれた魅力、買取相場などをピックアップしてまいります。

フォルクスワーゲン ザ・ビートルとは

2011年、初代フォルクスワーゲン・ザ・ビートルは誕生しました。

その時の名前は”ニュービートル”から”ザ・ビートル”に改名されています。

ニュービートル時代より車高が低くなっていて、シニアや子供でも楽々乗り降りができるのが特徴です。

初代より車高は12mm低くなり、幅は88mm広くなりました。

この世代では新型フォルクスワーゲン・ジェッタと同じプラットフォームである「A5(PQ35)プラットフォーム」を採用していることから、全長が4,270mmと長めです。

車両の重さは1,300-1,380kgです。

2代目ビートルはメキシコ・プエブラに位置するフォルクスワーゲンを製造している工場で生産が行われています。

日本では2012年4月に登場し、受注が開始されました。

燃費は良好で17.6km/Lと平成27年度燃費基準を達成しており、同じく平成17年排出ガス基準75%低減レベル(星4つ)にも認められたことが発表されています。

2013年3月には日本仕様にも「カブリオレ」を追加で導入し、ゴルフカブリオレと同様の全自動電動ソフトトップが使われているのが特徴です。

フォルクスワーゲン・ザ・ビートルは「ザ・ビートル・ベース」「ザ・ビートル・デザイン」「ザ・ビートル・R-Line」「ザ・ビートル2.0R-Line」の4種からなり、バリエーションも豊富。

次項目で、80年も愛され続けて来たアイドルカーフォルクスワーゲン・ザ・ビートルの魅力に迫っていきます!

フォルクスワーゲン ザ・ビートルの魅力

フォルクスワーゲン・ザ・ビートルの車種ごとに魅力を紹介します。

・ザ・ビートル・ベース

シンプルでありながらおしゃれなオーラを身に纏う車、それがザ・ビートル・ベースです。

ボディーカラーは7種類あって、カラフルな色味からシンプルかつ落ち着いたカラーまで豊富に取り扱っています。

「安全性はすべてに優先する」の理念のもと、安全機能も多彩に付属しています。

後ろの車を察知して知らせてくれる機能「ブラインドスポットディテクション」や駐車時に障害となる対象物を知らせてくれる「パークディスタンスコントロール」や車を安定的にコントロールする「ESC」などがその一例です。
スタイリッシュな見た目はもちろん、ドライバーの安全を確保するシステム豊富なのが着目すべき点ですね。

・ザ・ビートル・デザイン

簡単なスペック紹介をすると、タイヤはザ・ビートル・デザイン専用の17インチアルミホールが使われています。

他にも、広い視界を確保する「リアビューカメラ・リアーアシスト」や「バイキセノンヘッドライト」を搭載。

前者はギアをリバースに入れることで車の後ろの様子が映像に移り、縦列駐車や車庫入れのアシスタントを行います。

エンブレムと一体化しているため、デザイン性を損なわない仕組みです。
道案内に非常に便利なAVナビゲーションシステムは、簡単操作でありながら機能性に長けています。

自然な対話で目的地までガイドしてくれる音声認識機能「Intelligent VOICE*」も有効です。

・ザ・ビートル・R-Line

赤と黒の上質な雰囲気をかもし出すレザーシートが登場(受注生産)。

別のカラーバリエーションだとピュアホワイト、ディープブラックパールエフェクトもあります。

他にもシートヒーターが取り付けられていて冬場も快適にドライブ可能です。

ザ・ビートル・デザインと同じく、フォルクスワーゲン純正ナビゲーションシステムが搭載されていて、加えて「リヤビューカメラ」でバック駐車や車庫入れのアシスタントをしてくれます。

・ザ・ビートル2.0R-Line

ザ・ビートル2.0R-Lineの注目すべきポイントはインテリアにあります。

一つは電動パノラマスライディングルーフ(UVカット機能付き)で、前のシートから後ろのシートまで大きな開口部を持っていて、晴れ渡った日には気持ちのいい日光が車内いっぱいに広がります。

開放感あふれるオープンドア・ドライブを肌で体感したい人はぴったりな車種です。

陽の光を浴びながらUVカットするので、紫外線を気にする女性でも安心して乗ることができます。

レザーシートもブラック&レッドかブラックの2種より選択可能で、演出したい車内の雰囲気に合わせることが可能です。

他の車と同じくシートヒーター、リヤビューカメラ、ナビゲーションシステムもついています。

フォルクスワーゲン ザ・ビートルの買取相場・査定相場について
フォルクスワーゲン・ザ・ビートルの買取相場は高級車とあって中古でも高価買取が成立するパターンが多いです。

グラフにして150万円以上の価格をほぼ安定的に記録しています。

買取の相談をする業者や店舗によって価格は変動するものですので、よく検討してから売却することがオススメです。

フォルクスワーゲン ザ・ビートルの買取相場・査定相場一覧

フォルクスワーゲン ザ・ビートルを高く売るには?

フォルクスワーゲン・ザ・ビートルを高く売却するにはいくつかのポイントを抑えておきましょう。

・グレードや走行距離を確認する

グレードが旧式であればあるほど、買取価格は下落することが多いです。

また走行距離が長めだと装備が良好でも値段がつきにくい場合もあるので、走行距離の面で難ありなケースは他の強みを提示して1円でも高くつくように努力しましょう。

・営業をかけられても惑わされない

お試しで一つの買取業者に車を査定してもらったとします。

向こうもお仕事ですから、営業トークでなんとか売ってもらおうと躍起になりますが、惑わされてはいけません。

いくつかの業者に査定を行ってもらい、納得のいく値段で取引してくれるところに出すのがベストです。

その他、オプション装備や純正パーツが手元に残っている場合アピールポイントの1要素になるため確かめておきましょう。
フォルクスワーゲン・ザ・ビートルはなぜ生産終了?
余談ではありますが、なぜフォルクスワーゲンは80年の歴史に幕を閉じようとしているのでしょうか。

実際にフォルクスワーゲンの輸入元のHPによると、”See You! The Beetle”キャンペーンが実施されています。

最新情報によると「マイスター」という特別仕様車が販売に至っていますが、See You!と記載がある通りフォルクスワーゲン・ザ・ビートルの販売終了を意味しているのです。

さらに公式ホームページでも2019年を持ってして日本国内での販売終了が記載されています。

輸入元のフォルクスワーゲン グループ ジャパンによると「ザ・ビートルは2011年(日本だと2012年)にデビューしたため、モデルサイクルの終了ということ」だと言いますが、その後を継ぐ新型が出ていません。

フォルクスワーゲン・ザ・ビートルを主に販売しているのは北米ですが、1998年代には年間8万円以上の売り上げがあったのに対し、2018年のデータによると1万1,000台とかなり落ち込みを見せています。

日本で初めてフォルクスワーゲン・ザ・ビートルが登場した時も同じです。

最初こそ売れ行きは好調であったのに対し、最近では下降気味に。

ライバルカーが品種改良を重ね売れ行きを伸ばしていくのに対し、フォルクスワーゲン・ザ・ビートルはモデルがどんどん古くなっていったことが下降につながったと考えられます。
加えてフォルクスワーゲン・ザ・ビートルのボディーは改造しづらい様相です。

リバイバルカーが登場する時、決まって旧式の車と共通点があるものですが、そもそもザ・ビートルはボディーの造形自体がアイコンとなってしまっているため、いじりにくいのです。

なので品種改良してさらなるザ・ビートルの派生車を作ろうとしても、なかなか難しいことが生産終了の原因の一つに挙げられます。

さらには微妙な販売台数でありながら、工場で生産していくにはコストがかかりすぎるということ、製造自体を打ち止めにしようという見解に至ったのではないだろうか、と憶測が飛び交っています。

まとめ

高級車を続々と世に送り出す老舗のドイツ車メーカー・フォルクスワーゲン。

そのアイドル車とも言えるフォルクスワーゲン・ザ・ビートルの魅力に迫っていくとともに、生産終了のナイーブな話題にも触れていきました。

加えて買取相場、高く売るためのポイントも紹介しましたので、売却をお考えのかたはご参考ください。

ボディーの形も愛らしく、カラーも人目をひくような素敵なバリエーションで外国車の代表格とも言えるフォルクスワーゲン・ザ・ビートルが廃車になるのはちょっぴり悲しいですね。

しかし80年もの長いあいだ愛され続けた車として、フォルクスワーゲン・ザ・ビートルは車ファンの皆さんを中心に、記憶にとどまり続けていくことでしょう!

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