みなさん、こんにちは。
車を売ろうと思ったとき「個人売買」にしようか「買取専門店」にしようか悩まれることがあるのではないでしょうか。
近年ではインターネットの発達によって自分でオークションに車を出品することができるようになってきました。
直接買い手とやり取りすることで無駄なコストをかけずにより高値で車を売ることも個人売買では可能です。
とはいっても車に不具合が発生したときどうするのかなどのトラブルも予期されます。
今回の記事では個人売買と買取専門店に車を売るという2つの方法のメリットとデメリットを考え、どちらがいいか検討していきます。
「個人売買」とは何か?
まずは個人売買の概要について説明します。
個人売買とは買取業者に売却してお金を得るのではなく、自分の愛車を直接別のユーザーに売却することをいいます。
法的に引っかかりそうな気もしますが、そこは特に問題ありません。
近年ではインターネットオークションなどを通じた車の出品数が増えてきています。
ですから個人売買をするということになれば基本的にはインターネットオークションに出品することになります。
このように車の個人売買成長の背景にはインターネットの普及があるのです。
「個人売買」のメリット
さて個人売買をすることのメリットについて解説していきましょう。
まず挙げられるのは「節税効果」です。
節税という通り税金を節約することができるわけですが、ここでいう税金というのは「消費税」のことを指します。
消費税は個人間の売買で適用されません。
具体的に考えてもらうと分かりやすいですが、友人との間で読まない本を売買するときに消費税はもちろんかかりませんよね。
車の個人売買もそれと同じことですから消費税はかかりません。
もしも10万円のモノを売れば売る側は消費税がかかるので実際に手元に残るお金は減りますが、消費税がかからない場合は売った金額分がそのまま自分のもとに入ってきます。
次に挙げられるのは「高値で売りやすい」ということです。
仮に買取業者のようなところに売却した場合、彼らが買い取った車を再販するときは買い取ったときの価格に加えてそこに彼らの得る利益と整備費用を上乗せします。
例えば50万円で車を買い取り、彼らの利益分10万円と整備費用の10万円の3つを加算すると市場では70万円の価格で販売されることになります。
一方オークションで車を同じ価格の70万円で販売したとすると、整備費用を自分で負担するのであれば手元には60万円が入ってきます。
中古車専門の買取店に売却すれば50万円を手に入れることができるのに対して、個人売買を行えば60万円がゲットできるということになります。
ですから買取専門店に売却するよりも個人売買の方が高く売れるのです。
「買取専門店」に売却することのメリット
個人売買のメリットをいまお話ししましたが、買取専門店に売却することのメリットはどこにあるのでしょうか。
まず考えられるのは「手続きの代行」をしてくれるところです。
車を売却するとなると車の所有者が変わることになるのでその名義人を変更する必要が出てきます。
このような車の売却に係る手続きを自分でやろうとすると面倒な場合が多いです。
買取専門店に売却すればそのような面倒な手続きも代行してやってくれますので車を売る側の煩わしさが軽減されます。
次に挙げられるのは「特定の車を買い取る」業者が存在するということです。
ガリバーやアップル、ビッグモーターなどの大手の中古車買取業者はみなさんもご存知だと思います。
中古車買取業者にはそのような大手のところだけではなく、特定の車の買取を強みとする業者も多々あるのです。
その例を挙げると事故車を専門に買い取る業者であったり、スポーツカーの買取を得意とする業者など千差万別です。
ですから個人売買でオークションに出品しても売れないような車でも、買取店によっては高値で売れる可能性があるのです。
「個人売買」のデメリット
さてそれでは個人売買のデメリットの話に入っていきましょう。
個人売買のデメリットとしてまず考えられるのが「手続きをすべて自分で行わなければならない」ということです。
買取専門店に依頼すれば面倒な手続きを代行してくれますが、個人売買の場合はそれをすべて自分で行わなければならないので面倒です。
続いて「故障のトラブルへの対応」です。
車に乗っていればもちろん不具合が出てくるといった予期せぬ事態が発生し得るものです。
大手の買取専門業者は自前の販売店を持っていますから仮に車が故障したり、車検が必要となったときは販売店に出向けばサービスを受けることができます。
しかし個人売買の場合はそのような事態が万が一発生した場合誰がその責任を負うのかが明確でないケースが多いです。
そうすると誰が修理代金を負担するのか車の返品をどうするのかというトラブルへと発展します。
ですから個人売買するときは「契約書」を互いが交わすことが大切になってきます。
もちろんこの契約書は車を売る側が作成することになります。
契約書の作成にあたっては法的な問題も関わってくるので、自分で作成できるか不安な場合は法律家に相談しながら作成すると安心でしょう。
ですがこれを作成するのにも手間と時間がかかってしまうのも事実です。
「買取専門店」に売却することのデメリット
続いて買取専門店に売却することについてのデメリットを考えてみましょう。
まず考えられるのは査定額が適正か分からないことです。
買取専門店に売却する場合は中古車市場の動向を査定にリアルタイムに反映させています。
しかし1社にしか査定を依頼しなかったときはそれが適正な価格であるのかが分からないのです。
ですから適切な価格で買い取ってもらうためにも「一括査定」を通じて複数の買取専門店に査定してもらうようにしましょう。
次に考えられるのは悪徳業者が存在するということです。
車の売却後に急に売却額を変えるなどの行為を働く買取専門店も中にはあります。
そのようなところに引っかからないためにも本当にその買取専門店が信頼できるのかどうかを自分で見極めなければならないのです。
信頼できる買取専門店に売却する方がいい
結局のところトラブル対応などの観点から考えると個人売買よりも買取専門店に売却する方がいいと思われます。
ただ買取専門店とはいっても中には悪徳業者も存在するので自分でしっかりとそこを見極めることが重要となってきます。
とはいえ買取業者といってもたくさんあってどこに査定してもらえば分からないし、わざわざ自分で業者1つ1つに連絡を取って査定してもらうのも面倒ですよね。
そこで、登場するのが「一括査定」です。
一括査定とはその名の通り、複数の買取専門店に同時に車を査定してもらうことです。
一括査定は無料で行うことができ、しかも愛車をわざわざ店舗に持っていくことなく、買い取り店が出張査定してくれるので大変便利です。
そして一括査定では所有者本人のみに限らず代理人もそれに申し込むことができます。
一括査定の流れとしてはネットからの申し込み完了後中古車買取店から連絡がいき、車種情報からの大まかな買取価格を聞いたうえでどこに実際に査定してもらうかを決め、実際の車を査定したうえで買取価格が決定します。
一括査定に参加している中古車買取業者は優良企業でなければ参加できないので安心して査定を依頼することができます。
一括査定の結果、買取価格が高いところと最も低いところでは約30万円も差が出ることがあるようです。
無料で一括査定は行えますから、これを利用して車がより高く売れるお店を選んでみてくださいね。